| |
| |
| レトロ空間と西郷ドン!〜 れすとらん「聚楽台じゅらくだい」 |
|
|
1959年(昭和34年)というと、今から40年以上も前である。
どんな年だったか調べてみたのだが
・和製ポップス歌手「ザ・ピーナッツ」がこの日デビューする。
・バービー人形発売
・皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子が結婚、ミッチー・ブームが最高潮に。
・東海道新幹線の起工式が行われる。
・日産自動車がダットサン・ブルーバードを発売。
・伊勢湾台風、明治以後最大の台風被害をもたらす。
などなど、東京オリンピックの開催も決定し、高度成長期への序曲が
聞こえ始めたちょうどその年に、上野公園の西郷さんの銅像の真下にレストラン「聚楽台」がOPENした。
無いものは無いと言われたほどのメニュー量。大衆受けする手ごろな価格設定。お子様ランチの登場。
銀色の食器類・・・・。まだ当時の日本にはファミリーレストランなど無かった時代のことであり
かなりの話題をさらったと伝えられている。「お出かけ時のご馳走」が聚楽台にはあったといっても過言ではない。 |
|
| |
そして、あれから40年以上過ぎた2007年6月。
梅雨入り前の雨が降る日曜日。
上野動物園帰りのランチとして、じゅらくグループでもある「聚楽台」へ立ち寄ってみる。
2階へあがるところには見るだけでお腹いっぱいになりそうなメニューサンプルが並ぶ。
和食・洋食・中華・デザート・アルコール・おつまみなど、レストランで考え付くであろう
メニューがすべて並んでいるかのようだ。あまりの多さに絶句する。
そしてこんなフレーズが私を昭和に引き戻す。
「お座敷もある広い大きなレストラン」
そして店内の様相は、私を昭和34年へと正確に導くと同時に驚愕仰天させた。 |
パイプの椅子。赤い柱。調度品。お座敷の広さに店内全体の広さ・・・。何と言うのか、とにかく
桃山っぽいのである。昔っぽいのである。あるものは千と千尋のお屋敷調だともいう。
一度に7名分くらいは入るであろう靴箱に靴を入れ、いざお座敷へ。
店内の客層にも開いた口がふさがらない。老夫婦が日本酒を飲んでいたり、10名の宴会が3箇所ほど。
にぎやかだし、外国人はいるし、一人客も、女性の若い一人客も・・・。要するに老若男女がごちゃ混ぜなのである。
しかも昼時なのにお客さんの3分の2程度は年齢も高めで、皆アルコールを飲んで赤ら顔になっている。
赤くなりながらも「なつかしのプレート」などという創業80周年記念メニュー「エビフライ・ハンバーグ・ナポリタン・オムライスつき」のカワイイ洋食を食べていたりする。 |
|
| |
さて、われわれも注文といこう。 メニューを見ると「安っ!」と叫んだとおりにメニュー表にも「安っ」と書いてある。
1品300円〜400円ほどでツマミ系なら相当数から選ぶことができる。係りを呼ぶとテキパキと正確に注文をさばいていくのが
たのもしい。決してお若いウエイトレス?は多くは無いが、顔に出さずとも「ゆっくりしていってくださいね」と話しかけられているような
安心感に浸ることができる。
ビールは3サイズで「大」・「J」・「中」とある。「ジェー?ってなんだ???」。
係りに聞くと「ジュラクジョッキのジェ〜です。」とのこと。ここのレストランで言う標準サイズらしい。
面白いところでは「西郷丼」という目もくらむほどのコテコテな洒落メニューがある。思いつく限りのあらゆる九州(鹿児島)食材を
これでもか!これでもか!とのせた一番手ごろな九州旅行である。
豚の角煮・サツマイモ天・さつまあげ・明太子・温玉が、あなたを鹿児島に連れて行ってくれることでしょう。 |
最後に、ここは安心してお酒もお食事も楽しむことができるお店ですが、居酒屋のように夜遅くまでは
営業していないのでご注意を。21時30分が最終注文で閉店は22時だそうである。
今もなお、レトロっぽく営業終了の合図は「蛍の光」が流れるそうである。
台東区上野公園1−57 2F
営業時間 11:00〜22:00(L.O.21:30)/土日 ディナー10:30〜22:00(L.O.21:30)
定休日 無休 TEL 03-3831-8106
http://www.juraku.com/rest/sh_jurakudai.html |
|
| |
(撮影日2007年6月) |